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COLLECTION


あの頃のコロコロ

 コロコロコミックとは、1977年の4月に、人気に火が付いたドラえもんをまとめて再録するためにつくられた雑誌である。もっともそれをわかりやすく象徴しているのが、下の創刊号の表紙である。なんとコロコロコミックというロゴよりも、ドラえもんというロゴの方が大きい(笑)。最初は3ヶ月に1回という発行ペースであったが、隔月発行に変わり、No12号より月刊誌となる。多少はドラえもんの2回目のTVアニメ化という事実が関係していたのかもしれない。コロコロはやはり藤子不二雄メインであったが、ゲームセンターあらしのヒットにより、その他の作家も確実に人気をとっていき、子供向けの雑誌としては不動の地位を築くこととなり、現在に至る。今読み返しても、やっぱりいろんな意味で面白いですよコロコロは。最高です。



創刊号
1977年5月15日号
ドラえもん
みきおとミキオ
バケルくん
藤子不二雄物語ハムサラダ君
いなかっぺ大将
王・張本ライバル物語
奇跡の野球王ベ−ブ・ルース
リトル巨人くん
藤子不二雄まんが入門
ドラえもん百科
 記念すべき創刊号。各学年雑誌に掲載されたドラえもんの総集編を発行することが目的で創刊された雑誌であった。ドラえもんが200ページ、他みきおとミキオとバケルくんというラインナップが興味深い。野球漫画に力を入れているのも不思議なバランスだ。ドラえもんと関係ないじゃん。


NO.2
1977年8月15日号
ドラえもん
みきおとミキオ
バケルくん
リトル巨人くん
掛布選手物語
のろいの背番号
Zのハヤブサ
日本動物記
突撃いっぺいくん
コロコロマン
いなかっぺ大将
藤子不二雄のまんが入門
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ドラえもん百科
 2号目はドラえもんが150ページに減って掲載。ここで興味深いのは後にザ・ゴリラを執筆することとなる坂丘のぼる氏がコロコロマンというギャグ漫画を描いていること。この雑誌、藤子不二雄氏メインでたしかにシリアスよりもギャグよりではあったが、それにしてもものすごいギャップである。それとも、この頃の坂丘のぼる氏はギャグ作家だったのだろうか。


NO.3
1977年11月15日号
ドラえもん
みきおとミキオ
バケルくん
王選手756号への道
リトル巨人くん
がんばれ!球太郎
300万光年大宇宙の旅
まぼろしの恐竜
日本動物記パンダ
カッパ三太
突撃いっぺいくん
いなかっぺ大将
藤子不二雄のまんが入門
ドラえもん百科
藤子不二雄物語ハムサラダ君
 この表紙にて初めて野球とドラえもんが融合する。てゆーか融合しなくてもいいんだけれども。しかし、ドラえもんのポケットが黄色というところに時代を感じさせる。


NO.4
1978年1月15日号
ドラえもん
バケルくん
リトル巨人くん
永久欠番物語栄光の巨人軍
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ゴリポン君
がんばれ!ドンベ
ほらふきドンビンジャン
アカンベー
突撃いっぺいくん
フランケン・フラ子ちゃん
おとこゴン太
バカ道一直線日の丸ケン坊
ブーブーロック
新マッチ売りの少女
いなかっぺ大将
 この号では後にコロコロ作家の一人となるキド・タモツ氏がゴリポン君にて新人コミック大賞の入選でデビュー。またコミックボンボンでプラモ狂四郎をヒットさせることとなるやまと虹一氏がブーブーロックなる読切りを描いている。3ヶ月に一回の発行ペースが隔月に変わる。他がんばれ!ドンベ、ほらふきドンビンジャン、アカンベーが登場。


NO.5
1978年3月15日号
ドラえもん
バケルくん
藤子不二雄のまんが入門
ドラえもん百科
ほらふきドンビンジャン
ゴリポン君
あにき先生
アカンベー
サムライくん
花のラブラブ球団
がんばれ!ドンベ
いなかっぺ大将
リトル巨人くん
日本名選手物語
日本動物記ラ−メンとタヌキ
ザ・ウルトラマン
イ−スタ−島の謎
 ゴリポン君はさっそくラインナップに入ることとなり、ウルトラマンがこの号より登場。あにき先生の作者は後にダッシュ勝平でヒットを飛ばす六田登氏である。すがやみつる氏が海外取材まんがイ−スタ−島の謎で登場。ちょっとずつラインナップが固まっていく。


NO.6
1978年5月15日号
ドラえもん
バケルくん
パーマン
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
リトル巨人くん
王・長島ライバル物語
ゴリポン君
ほらふきドンビンジャン
チャルメラ・ボン
アカンベー
サムライくん
がんばれ!ドンベ
いなかっぺ大将
海外取材まんがインカの亡霊
日本動物記走れ!マイウェイ
ザ・ウルトラマン
 この号よりパ−マン登場。ここでのパーマンは、TVアニメ化とは関係はなく、まだバードマンなどの変更はない。ハムサラダ君は第2部がスタートするが、特に第1部とか第2部など関係ないように思われる。


NO.7
1978年7月15日号
ドラえもん
パーマン
バケルくん
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
リトル巨人くん
王選手800号への道
ザ・ウルトラマン
アカンベー
がんばれ!ドンベ
ゴリポン君
ほらふきドンビンジャン
チャルメラ・ボン
サムライくん
いなかっぺ大将
日本動物記だめイルカのとんだ日
 藤子先生はメキシコに行ってきたらしく、ピラミッドの上でコロコロを読む藤子先生の写真がみられる。ここ2〜3号はラインナップが変わらず安定している。


NO.8
1978年9月15日号
ドラえもん
オバケのQ太郎
バケルくん
パーマン
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ザ・ウルトラマン
ピンク・レディーのモンスターリトル巨人くん
ゴリポン君
ほらふきドンビンジャン
がんばれ!ドンベ
ブルデカ
アカンベー
いなかっぺ大将
日本動物記さよなら仁ちゃん
どんまい
 ようやっとオバケのQ太郎が登場。後ピンク・レディー漫画もあり、いよいよメディア・ミックス化も進行してきた感あり。ブルデカも登場。しかし、全盛期のパワーに到達するまではもうちょっと時間がかかる。


NO.9
1978年11月15日号
ドラえもん
パーマン
オバケのQ太郎
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
フジコフジオ日記
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ザ・ウルトラマン
リトル巨人くん
どんまい
ゴリポン君
アカンベー
ほらふきドンビンジャン
がんばれ!ドンベ
ブルデカ
いなかっぺ大将
ゲームセンター”あらし”
ジャーマネくん
日本ボスザル伝石松物語
 遂にゲームセンターあらしが登場!後のコロコロの色を決定付けるあまりにも偉大な漫画である。最初は読切りであった。すがやみつる氏はこのとき手ごたえを感じたのであろうか。連載になるのはまだ後のことであるだけに、作者の意図が読み取りにくいところ。このとき誰もこの作品がTVアニメになるなどと思っていなかっただろう。つーか思う人は超能力者である。後、フジコフジオ日記の連載開始だったりする。


NO.10
1979年1月15日号
ドラえもん
オバケのQ太郎
パーマン
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
フジコフジオ日記
藤子不二雄物語ハムサラダ君
リトル巨人くん
新・ウルトラマン物語
F・1キッド
どんまい
ゴリポン君
アカンベー
ブルデカ
ほらふきドンビンジャン
ジャーマネくん
がんばれ!ドンベ
いなかっぺ大将
ボスザル決闘記
ケンカばんばん
 すがやみつる氏はいきなりF・1キッド連載である。ハヤリモノにのっかる精神は素晴らしいの一言である。これは編集サイドの意向なのか、それとも作者サイドなのか…すがやみつる氏は漫画をベンチャーだと言い切っているので、その辺微妙且つ最も興味深いところではある。そして、奇しくもこの号にてのむらしんぼ氏がケンカばんばんでデビュー。何つーか運命を感じさせる。って強引?


NO.11
1979年3月15日号
ドラえもん
オバケのQ太郎
パーマン
藤子不二雄物語ハムサラダ君
ドラえもん百科
藤子不二雄のまんが入門
フジコフジオ日記
新・ウルトラマン物語
F・1キッド
日本ボスザル伝石松物語
リトル巨人くん
どんまい
ゴリポン君
ジャーマネくん
アカンベー
ブルデカ
がんばれ!ドンベ
いなかっぺ大将
 もはやブレイク寸前の頃である。ウルトラマン、野球、F・1、動物といった子供向け雑誌としてガッチリと足固めをして、いよいよドラえもんTVアニメとともに月刊化を果たそうとしている。この勢いはしばらく続くこととなる。

続く

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